2012年4月27日金曜日

旅先

中学校の修学旅行のシーズンに入ったようで、(新学期始まったばかりなのに)

自由行動の学生さんが毎日沢山来てくれました。

通常1980円のバイキングと炊き込みご飯味噌汁のセットが学生さん(単独行動時)は1050円とはいえ、

営業も宣伝もせず見つけた人向けにこっそりやってる感じですが

電話予約も結構あって、よくこんな小さい店を調べて来るなって感心します。

中学生で おばんざいっていうとかなりシブいですが、

みんな選択の上なので、ひじきやおしたし、ポテトサラダなど、

野菜料理を少しずつ綺麗に盛りあわせて食べていて、これも感心します。

ぼくは中学校の頃は おしたしなんか大嫌いだったし。


たまたま友人から譲ってもらったお肉があったのですが、

自分の中学時代に母親が創ってくれた弁当の焼肉の味を思い出し、

またそれは、母方のおばあちゃんの創ってくれた、唯一の御弁当、

たぶん小学校3年生くらいの時の、おじいさんに連れてってもらった長谷寺の近くの

谷を見下ろす畑の花の前で、おむすびと食べて感銘を受けた焼肉のそれで、

ただ単純に 酒 みりん 醤油 に漬けておいて、

一枚一枚を ドライに 焼き上げ しろごまを振っただけのものですが、

量は一皿限定ですが、学生さんが来た時に厨房中 煙真っ白にして出してみました。

食べるのかな、、と思っていたら ウケたみたいで、

めっちゃ美味しかった とスタッフに云ってくれたみたいでした。

思い出の味なので、とても嬉しかった。

新しいハイカロリーコンロなのでフライパンでなんとか、、でしたが、

当時の御弁当のそれは網焼きで、カリッとした焦げとジューシーなレアな部分があって、

美味しかったけれど、横目で見ていた 焼いた後の網を洗う親の背中も記憶の片隅にあります。

確か おばあちゃんに「おいしかった!」を伝えた記憶がありますが、

おばあちゃんは 孫に絶対 敬語を使う人で、 広島出身だったんですが、

「いや〜そうですかあ! 嬉しいですねえ。 ありがとうございます。」と抑揚のある

イントネイションで云ってもらったことをふと思い出します。


ゴールデンウィークが終わったら、5月はクラスでの修学旅行の予約が続き、

土日を除くと お昼はあと数日を除いて埋まってしまいました。

特に後半はお昼で2クラス入れ替わりにしてもらったり、 昼夜2クラスだったり、です。

一期一会で 共に旅の発見を楽しむつもりで、よろしくお願いします。