2010年1月31日日曜日

月と海




今日もお月さんが綺麗。

マンションの階段を登りながら、
僕の部屋とお隣りの部屋の壁の額縁の真ん中にも。


あー 生きるってことにはすごいオマケがついている。
月があるのとないのでは
えらい違いやなあと思う。



ちなみに 三重から海女さんが採ってきたという鮑をもらった。


生も、バター焼きも、
これはものすごい美味しかった。

肝もさわやかだった。


このシャンパーニュも、 酸味が強くて美味しかった。



知らなかった、今日は「地球と月が最接近する日」だったらしい。




2010年1月27日水曜日

これ便利


先日、雑貨屋さんの店頭に並べてあったゴム製のバスケット。

そのチープなゴム質に色ノリもビビッドな10色ほどがクレヨンの箱の様に楽しく、
なんかの収納になるかな と言い訳しながら
山吹色と青色を買ってしまった。
確か1000円くらいだったかな。

これが意外によかった。

洗濯の終わった衣類をこの丸いバスケットにドサッと入れ、
その時実は初めて気付いたんだけど、
ハンドルを持つと、 クニャっと片手で持てるバッグスタイルになる。

ここに、ハンガーも入れて、
一気に バルコニーの物干しまで洗濯物を運ぶのが とても快適。

今までは、 洗濯機から取り出した衣類を両手で抱き抱えて運び、
これがまた、靴下の片方やパンツを知らずのうちに部屋のどこかに落としたりして、

翌日発見したりしていた。

今はそんなこともなく、
片方でこのゴムを持つのが、
ちょっとした快感であります。

2010年1月25日月曜日

音を眺め、味わう


共感覚者 という人達がいるというドキュメンタリーをやっていました。

音程に 和音にそれぞれ色が現れ、 味を感じる人もいるんだそうです。

2度は酸っぱい和音、とか
苦い音程、、とか、
それが曲になると、中には素晴らしいイメージになるものも。

またある人は、
文字や単語、数字にも 味覚や色、
香りを感じるのだそうです。

アルファベットのIは白く、Oは黒、
Wはオリーヴだったり。

色も音も、
実は全て波(周波数)の世界ですから、
知覚の設定を自らできれば、
同じこの世界で全然違う世界を、体験できるのでしょう。

共感覚の人でなければ、
知覚法則そのままというのではなく、
ある程度感情的に影響され、
自分の持つ観念的にキャッチするのでしょうが、
(おそらく波を変容するんじゃないでしょうか)
自ら客観的に、そうした性を認識しておけば、

大抵みんな感じる何となく、そんな風に感じる
という事の知覚で、より味わいの幅のある人生を送れるのかもしれません。

目をつぶったまま運転出来るほど、
共感覚を持つわけはないですが、
逆に、生きる事の小さな一つ一つをデザインしてるって感じですね。

クルマの運転も、仕事の作品も、
料理も 昼寝も。

そこでいろんな楽しみを自ら感じながら、
絵画的に生きたり、 音楽的に生きたりね。

そんな感じで、 すべての命ってやはり互いに賛美歌的な要素を持っているのでしょうね、

そんなたいそうなことじゃなくても。

2010年1月24日日曜日

日曜日の交わり

今週もハッピーサンデイ。

天気のとても良かったことは、
今日は法事で留守だった親父と母親から言われて、 そうだった? てなもんですが、

比較的ゆったりした流れの中、

予約して来てくれた女性グループの食いしん坊ぶりや、
多くのさまざまな様子の家族連れや、子供のいたずら顔、
友人の連れてきた、フランスのおじいさんの、
当店名物の特大海老の食べっぷりと、
デザートの抹茶アイスクリームを食べる嬉しそうな表情。

数年ぶりの、 世界を廻って忙しいアーティスト友達数人、

会っただけで、イマジネーションのかけらやアイディアがめくるめく換気されるから不思議、

なんだか今日は肩の力が抜けた、
でも不思議な楽しい、いかにも日曜日でした。

みんなの休日に仕事をするのは、性にあってるのかとても楽しい。

で、 みんなが仕事中に遊ぶのも得意かもですね。

仕事でも遊びでも枠を外せば互いに発するフィーリングのハーモニーは大切ですからね。なんて、、


ところで今夜は 友人の相談事にピッタリだったので、

誌を、ドイツ人スタッフのニコヤンに訳して朗読してもらい、

それを部屋で録音しました。

たったそれだけの為に、 何年かぶりに起動した、
今や骨董ともいえる機材。

古いものは、小学生ん時に買ったシンセサイザは30年もの。

電源入った瞬間、 なんともいえない。

時間を越えたイメージを、時間におきなおす表現をするには、
運動神経にも似たスキルが必要だと、
そこの回路はボケきってる自分に突き刺さるなにか。
でもちょっと楽しかった。

ただ 今、 ブレーカーが落ちて、
おまけにHDレコーダもトンだみたい。

そうだった、 この部屋は電源やらないといけなかった、、

また今度、録りなおしにして、

今から鱈鍋を食べることにします。


2010年1月23日土曜日

素材と共同制作


開店時に、おばんざいバイキングに並んだ品々を見ていると、
いつもと違う品目と食器使いや、
盛りつけの優しさが気になりました。

そのお鉢を持って、
「この盛りつけいいやん!」
と 厨房に行くと、
「あ、 それは まやちゃんが盛りつけましてん。」と。

まやちゃんは、 近くの総合支援学校から、
職業体験実習に今週来週と店に来てくれているのです。

今日は盛りつけをいくつか任されたんですね。

知らなかったので、「ふーん、これっていいねえ」って言ってると、
シャイなまやちゃんですが、とても嬉しそうでした。

ごぼうと遊ぶ、その愉しさが、
お客様への味わいのノリになっていく。


へぇーって、先生やお母さんも知らない才能は沢山あって、
先生の前で、そんな話をすると、
彼女も ちょっとまんざらでもない表情をしたりするのが ちょっと可愛いかったな。


2010年1月22日金曜日

イスタンブールサライ


ずっと行きたかった三条河原町上ル東入ルの

イスタンブールサライで食事して、お腹の調子がよくなってビックリしてます。
お店の人も(トルコの方々)優しい。

まずは、トルコの蒸留酒、
イヤニ ラキ。

初めてなので知りませんでした。
アニス酒なんですね。
パスティスなんかよりずっとまろやかでした。
最初ストレートで飲んで、 徐々に割って白濁をいただきました。
いいスタータになりました。

前菜盛り合わせは、 ペスト盛り合わせ。

白いのが、 ひよこ豆に、酸味の爽やかな白チーズ(美味しい)。
あと、チキン。

茄子とトマトのピリ辛に、

揚げ野菜。
トルコパンにつけながら、ぺロリンコ。

どうやら 酸味の際立ちに、穏やかなスパイスのハーモニーが、
僕にはとても合うようで、
かなりご機嫌です。

葡萄の葉のピラフ包み。(ヤプラク サルマ)

穏やかな多重ハーモニー料理。


トルコ風水餃子のヨーグルトかけ。(manti)

は、 溢れ出る暖かな肉汁と常温のヨーグルトとの相性が素敵。
ラビオリみたいな食感の皮も美味し。

ピリ辛ミンチの炭火焼き(アダナケバブ)に、トマトソースとヨーグルトかけ(イスケンデル)。

トルコのキョフテ(ハンバーグ)ピリ辛味付け版。

キョフテといいますか、なんだか
キョヒキョヒする独特の弾力の食感がたまりません。

ヨーグルトの酸味と穏やかなスパイスハーモニーで、
スルスルと食べてしまいます。

ライフ感のある、いい食事です。

これも初の、 エフェスビールは
東の中国 青島ビールのような青い香りと、
ベルギーっぽい濃さがあり、
ゆっくり飲めて、しかも最後まであまり味の変わらない美味しいビールでした。

シロップ漬けピスタチオのパイも
いい食後のお菓子でまとまりました。

ごちそうさまでした。
トルコ料理、なんだか合うなぁ。

通りがかって気になってる神戸北野の店にも行ってみよ。


これは キマりそう、、

2010年1月20日水曜日

本日のお座敷席


家族と思いやりのことを思っていたら、

今日のお昼は 厨房カウンターの前にある
お座敷席の2つともには、
好奇心いっぱいでかわいらしい
小さな子供さん連れファミリーが来てくださって
楽しいひとときでした。

お洒落で優しいお父さんと二人でよく来てくれる彼女は、

隣の席に男の子がいて、 ずっと興味津々な様子。
好奇心いっぱいです。

でも お父さんに勧められるまま、
大好きな大根をはじめ野菜を沢山食べて、

何より嬉しいのは、 おそばのおつゆが大好きで、
こんなふうに絶賛してくださることです。

めっちゃ嬉しかった。

この座敷席にも
座敷席をつくってくれた先代にも感謝です。

アットホームな料理屋も楽しいよ。

ありがとう。

2010年1月19日火曜日

宮島の牡蠣屋さん&うえのさん



日曜日広島で泊まったホテルに海沿いの露天温泉があったのですが、
朝の瀬戸内の輝いた風景は、堪りませんでした。
黄金風呂タイム。



のあと、そこから高速船乗って、


ひとり気ままに宮島へ。

年末にはじめて宮島行って、

牡蠣専門店の 牡蠣屋 さんで食べた焼牡蠣と、
その時飲めなかったシャンパーニュの酸味とをね
あわせてみたかったんです。この口が。。

でも200mlのミニボトルのスパーリングが
900円だったので あっさりそっちにしてしまいました。
この値段でグラスで2杯飲めるし
オススメな感じだし、いいやと。
並べてグラスのシャブリも注目して、

まず牡蠣のオイル漬け。

濃厚な凝縮感で美味しいな。
オイスターソースつけて焼いてから、
グレープシードオイルに浸けてるそうです。

美味しくて、お持ち帰りしたかったけど、 それはダメだった。なかった。

さて 生牡蠣は一個400円。


レモン絞って2個ツルルと食べました。

っあー。すっきりとして旨いや。

年末より、太ってる感じがしたなあ。


で、 焼牡蠣。



店頭で、かなり凄い勢いの炎のなかで

ダイナミックに、スピーディーに焼き上げてはります。

今はオフシーズンらしく、 ちょっと余裕ありましたが、

先日んときは、 独りで凄い勢いで焼いてはったのが、印象的。

スタッフは声かけるだけ。
その道40年の大ベテランという、
この店のご主人が、それをメモったりしながら管理して、

バンバン焼いてはりました。
更に焼きながら、フロアの様子を伺い指示を出す。

僕が何分もかかった(かかりすぎ)牡蠣の殻は、

クイクイと 数秒で開いていきます。



たまにバチッ! と大きな音で殻が弾けて、 あれはすごそうです。
皮膚の鍛え方が違うでしょう。

手もたまに炎に入ってますからね。

そんな焼牡蠣。 牡蠣のエキスと海水だけのスペシャル。

プリプリな身と 黒いひだの
しっかりした食感がまたいいです。

しっかり磯香を噛み締めながら、
スパークリングとも、 美味しかったです。

キュン冷えの酸っぱめシャンパーニュも旨いだろうなあ。。

は、次ですね。笑
リッチな方は是非。

最初の4個に、追加して 追加して


生牡蠣もまた食べて、



15個くらい食べたかなあ。

海と山の、まさにミネラルランチをありがとうございました。

そういえば、
赤ワインは、 プピーユのセカンドで 面白かったですね。

さてそれから山に登り、


大汗かいて自然を満喫し、

夕方船に乗って本州の宮島口に戻り、
友人に勧められた
駅前の、うえの のあなご丼をと。

ただ 身体が冷えきってしまったので

熱燗と白焼きにしました。
わさびと塩つけて、 ほっこりいたしましたです。

あなご丼は お弁当に。
友達に 「弁当も美味しい」と聴いていたので。

京都に着いて、
あなご丼弁当と
実は牡蠣屋でつくってもらっておいた
かきめし弁当をいただいたのでした。

部屋でも、 両方 こだわりを感じるシャープさがあって、
美味しかった(^〜^)


さて、この小さな旅は
不思議と家族の在り方や、育みや、伝わっていくもの、
様々な姿との出会いが次々に起こりました。

前日のPIZZA RIVAもそうだし、
船で「一人旅ですか? 僕らは家族なんですよ、
しかも この人実は僕の父さんじゃなくて、 じいちゃんなんです」
と話かけてきた、青年と美少女。
お若いですね、 というと、
「ほらなっ じいちゃん!」 と ねぎらう姿や、
山で、ホントにお互い仲のいい小さな娘さんとお父さんお母さん、
よくワイワイと険しいのに登るなあと感心していたら、

帰りの駅のホームでもまた
あの3人で「急げー」と駆けてくるし、

他、いろいろ 家族の互恵の姿、数々のシーンが まるで夢のように印象に残りました。

しばらく家族と共に仕事をしていると、
もっと素直になれると思う事が沢山あります。

思っていた事が随分と目の前に現れて、
その中に とても自然体な姿があり、
自分の気持ちもリセットされていきました。



PIZZA RIVA 広島

日曜日の夜、
広島で食べたピッツァがめちゃ美味しかったなあ。

VERA PIZZA(真のナポリピッツァ協会)205番目に認定されてるお店で、
ここで働かれてた方が、神戸で ピッツァ アズーリという店を出しておられますね。

で、 一度行ってみたかったので、
広島の友達に案内してもらいました。

グリーンサラダ。

葉の一枚一枚が香りよくておいし。
にんじんのソースかなあ、いい香り。


牛すね肉と野菜の煮込み。

は すっきり軽く、だけど
食べ進むほどになんか優しく滋味深い。


ピッツァが来ました。
ブファラ(水牛)モツァレラのマルゲリータ。

おいしぃー! 食べるの加速。
トマトソースがとてもジューシーで、
生地も 香りや塩気や食感がよくて、
いちいち思考が停止する美味しさ。

で、 もう一枚は カプリチョーザ。いろいろ具だくさん。


サラミ、 ハム、 アンチョビ、
薫りのいいきのこ、オリーブ、

それらがタイミングよく口に入ってきて、
ひとつひとつ、どれもが香りよく美味しく、
ハーモニーになってまた美味しくて。
、、ハマりました。

東京でもよくナポリピッツァ食べに連れてってもらいましたが、

このフレッシュな優しさは最高だと思いました。
なんだか 暖かみがあって 滋味深い。

あっさり軽いけど、
なんだかセクシーな色気がある。
そんな感じがしました。

なんと言ってもファミリーでされてるのがカッコいい。

エッジのある職人肌なお父さんに、
こだわり強そうな上にしかし
オープンマインドなサービスをしてくださるお兄さんの優しい粋と
サラリと美しいマダム。

まさにその唯一な人と場に顕れた美味しさでした。

ごちそうさまでした。

2010年1月18日月曜日

おひーさま


広島から今日帰りました。

久しぶり おひさま一杯のこの3日間。

行きしな飛び乗った新幹線からはしばらく、
夕陽。




翌朝の、 東広島の山奥の凍てついた里の、
日の出。




翌朝は瀬戸内の海、山、船、が
金色に輝く日の出 @温泉 と、


高速船のしぶきと共にあるキラキラ




ヘトヘトな山中の

バクバク心臓に突き刺さる陽光、




さよならは また夕陽。

太陽は、 地上からたまに会えるから
また 美しいです。