2009年8月14日金曜日

コム シェ ミシェル

柳馬場姉小路の角に春にオープンされて行ってみたかったかわいいビストロで晩御飯。 こないだの日曜日。

アミューズの鴨のリエットに、ヴァンムスで一息。
最近 テリーヌ パテの厚みに嬉しいオヤジです。フォアグラとリンゴの焼けた風味がおいし。鶏の白身も。

さわらのトマトヴィネグレットサラダ 優しくて疲れた体にうれしい、
シェフがつくると優しいなあと しみじみ…

スズキはすっきり、オリーブペーストの塩気で。やさしく。

マグレ鴨ローストは、赤身のコク味に ちょうどほどのいい塩加減で、 また ほっ… やさしいなあ っと

開けといてもらったオススメのACブルゴーニュ が また美味しく、

香りの調子がいいので、「おぉ、」っとギャルソンの方にグラスを差し出してしまっても、
笑いながら 一緒に楽しんでくれました。
自我ビシバシより、こんな懐と隙のそのお兄さんのやさしいサービスに楽しみながら、


ただ 真後ろに視線を感じて ふと 振り向いて 壁の上の棚に目をやると…

…見つめられてました。

〇〇せずに生きれない我が身…
ごちそうさまです。

付け合わせの野菜は、とことん蒸煮された、五目野菜みたいで、和風な感じもしました。

毎日食べれるなあ。


京都らしく 両隣のテーブルの アンニュイなおじいちゃん … が カルバドスをおいしがってるのが また愉しかったです。

アンニュイっつか 京男はデカダンやな…   堕天使的かな 笑



2009年8月9日日曜日

マカロニスト!

 

お陰様で、 暑い毎日ながら

手づくりおばんざいバイキングは連日大人気です。
食欲の夏ってありかと思うこの頃。

まあ、お野菜たくさん食べれますから、 持続力と夏のビタミン補充には いいですね。

ご家族連れも多く 夏休みらしい毎日です。

「あららー パスタばっかりじゃん」と声をかけると、

「マカロニ大好き〜!」と嬉しそうな笑顔で応えてくれました。 うひひひ

接客中も実は目にしみる程 汗かいたりしてますが、
夏休み気分おっそわけも楽しい毎日です。
ありがとうございます。



2009年8月8日土曜日

いつも すべてありがとう っか。


今日、8月8日は スタッフのベンジャミンの誕生日です。

いつもはケーキなんですが、
日本好きな彼に、 雪山に 麩まんじゅう 竹筒ようかん 葛まんじゅうなどを載せて プレゼントしました。



一年早く大学に入る程、頭が良くって、論理的な面もありますが、
以前紹介したように、店に自作のミニ盆栽をくれる程感性豊かで、繊細な方でもあります。

日本語もままならないまま、忙しい中に追われながらも、
蕎麦を湯がき、 読みづらい漢字の手書きのオーダー管理までするようになりました。
忘れっぽいおばちゃん達相手に。




しっかしチャレンジャーですね。
逆の立場なら、僕は到底考えられないな。

当然仕事中は、たまらなくフラストレーションを感じる事もあったでしょう。

僕も文化の違いを さまざま感じる経験をさせてもらいました。

相手を思い、尊重する視点や方法論が 全く違う面もありますからね。

異文化を尊重しあうことは、大変でもあり、なかなかに面白いことですね。
自分の中の意外に頑固なこだわりの部分に気づけます。
あ〜本末転倒してるなあってね。
論法や方法にこだわるエゴイスティックな裁きが、心にあるものです。

ともあれ、まあ、直感的な内からも、文化的と言える外からも、様々なふれあいを体験させていただいてます。

さっき彼から「 いつも すべてありがとう」とメールがありました。

いやあほんと いつも すべてありがとうですね。


竹筒ようかん 「これどうやって食べるの〜?」


と 彼らしい無邪気な笑顔にみんなで大笑いして楽しい、実は今日は僕も誕生日でした。おんなじやん...

みなさん ありがとうございます。

さてやっと今日の仕事が終わりそうです。

これ書いて、後片付けは明日の朝にしちゃおっと。

野生の味 濃い? 8/4


週末の法事で、 東広島の志和(だる満のお米を作ってくださってるのも ここの岡本さんです)
で 接待でいただいたそうめん に入っていた 青しそが 素晴らしくいい香りだったので、

作ってらっしゃる方に言うたら、
ドサッと 青しそとみょうがも とってきてくださって プレゼントされちゃいました。

そのしそがまた やたら元気で 冷蔵庫の中に 水に漬けといたら、 爆発したみたいに 葉が立ちまくっています。
あそこの土は なんちゅうか素の気がすごいんだろうな。

そのしそを、ちょっと火を入れジャガイモと食べたくなって パスタにしました。

にんにくとアンチョビで あとはしそ 最後にドバン。

なんだか これ… 梅のパスタみたい …で 実はスゴく旨かったです。
見た目は なんなんですが、 じゃがいもと抜群でした。

おばんざいスタッフの北村さんが みょうがを使って、
「苦味もあって 野生の味がしますわ」って言ってましたが、 そうですね。 骨までしっかりしそうでした。


越前デイ 8/3


ブログアップできてませんでしたので 振り返りアップしまあす。

広島から戻り、翌月曜日は、福井に行きました。

前から食べたかった越前蕎麦を食べに、
高速降りてから、山道をドンドン行きます。 ナイスグリーンでした。



着いたのは、 そば処 一福 さんです。
越前おろしそばを、塩だれ でいただけるお店です。

ガレージにクルマを停めると、
トンっ…トンっ… とゆっくりそばを切る音が。 ん〜 太っとい田舎そばが食べれそうな音。

メニューは 塩だれと普通のつゆ 生醤油。
それに塩だれの暖かい かけそばがあります。

生醤油も食べたかったんですが、普通のつゆも食べてみたかったので、生醤油以外を食べました。


塩だれは、まろやかな甘味があっておいしかったなあ、
野生の山葵の香りや大根と混ぜて食べると、 この地の香りと共に独特の豊さがありました。

ところで、暖かい塩だれのかけそばも とても美味しかったです。
普通のつゆは 甘い口当たりで、 これも周りの風景に溶け込むような 風味でした。


あとで もう一件くらいは行きたいな などと思いながら、
近くの温泉にひとまず。
露天をつくる工事中とかで、何故かくもりガラスの! 窓の風景も無かったのですが、

お風呂は10分位であがりました。

どうも僕は、眺めとロケ派のようで、 最短記録です。

温泉あがり際に、 温泉スタンプラリーのポスターがあり、
その広告写真の中に 以前見たことのある、 海岸沿いの夕陽がドーンと眺めれる露天があったので、

あっ そういえば… とばかりに、越前海岸までひとっ走り。

久しぶりの 越前海岸の、突然岩やら松の不思議な絶景を楽しみながら、
温泉へ。

その直前に食べた 刺身のさざえ カレイ めっちゃ旨くて!安かった。


いろいろ店はあるのですが、残念ながら全体的には寂れていて、

どうも波長が合わないのか、入りづらい店には やっぱ入らず、

温泉で教えてもらった近くの小さな旅館の店はすんなり入れ、
すると すごく親切な若い女将さんに美味しい料理。
営業時間は過ぎてたんですが、快く迎えて下さいました。



美味しい刺身を出してくれたご主人は、 お勘定の声をかけると、
「あ… 」 と一言 愛想のよい女将さんを呼んで、笑
…なんだか うまく役割分担出来てて楽しかったな。
でも この時期なのに 宿泊の方は一人もいないみたいでした。

で 温泉は 湾のほとり、海辺に開けた露天で
一面の日本海に赤い夕陽がゆっくり 落ちて行きました。
行く船も、なんともいえず、
んで写真よりずっといいなと思いながら、
夕陽時間は 食事時間と重なるからか、
とっても空いていて、

密かにこんなマイ風呂ハウスがいいな って思っていたのが 叶ったみたいで 嬉しかったのでした。

秋や 冬にも 行ってみたいな。

2009年8月1日土曜日

サーヴィスやってたりしての本音!?

というか、戯言ですが、
今は広島に向かう新幹線に乗りました。…
お弁当売りのお兄さんが、フランス人ファミリーに5分程つかまっています。


さておき、それにしても日々 お店でも様々な人と接しますが、
最近毎瞬思うことがあります。

人の優しさや礼儀に感動したりすることが、実は多いんですが、

時には無視されるような態度に傷ついたり、
ムッとしたり、楽しかったり…

まるで人間図鑑のページをめくってるかの様ですが、

結局その認識をしている 全て自分なんだなあと。

目の前に現れている現象は全て 認識している自分です。

分からないことは認識しないもんなあ。

障りあることも、喜ばしきことも、 全て人を介して自分が感じているので、

言い方を変えれば、目の前の人は全て自分みたいなもの。

長い歴史の自分の中の、
ある時の自分に出逢ってる みたいなものかなと。

自分と相手として区別するから 過剰な反応もおきます。
また表面的な自意識もそう。

もし許し難いというような事があったりするのは、自分の心の中を、自分で区別して認めない、裁いている、みたいなところもあります。

こんなものは、自分で認めて許して愛してあげるほかないなあ って。

いつまでたっても障りある心より、 それをチャンスにする心もあります。意識の視点の話ですが。

すると 痛い気持ちはあっても、それと共に、暖かな快 を感じます。

快という感触は、生かされて生きている、命の証みたいなもんでもあります。湧いてくるものですから。

ホントはこっちの方がいいんだよなぁって。そう頷けます。

日々の自分は ホントにちっぽけなもんですが、勇気づけられます。

楽しむ選択 で生きていたいという スタンスがありますね。

ありがとうございます。

蒸し暑い日が続いてますが、
お陰様で、連日おばんざいバイキングが人気です。

京都市美術館でのルーヴル展もあり、 あそこに行くならと、
ご紹介で来て下さるかたも

久しぶりに来て下さる方も、

夏の元気とばかりに 野菜を沢山召し上がっていかれます。

厨房のおばちゃん達も喜んでます。

ありがとうございます。