2009年10月10日土曜日

お祭りの頃

近く うちの氏子さん 岡崎神社さんのお祭りがあるので、

神社へお供えを持って走りました。

鳥居の前で一礼して、森を眺めながら神社へ入っていきます。

森からの美しさと風は、ただ今までの雑念を吹き払うように素朴にさせ、
まるでスーッと背が伸びるような錯覚を感じながら歩いていきました。

あぁ…自然と一体の感謝を意識せずに生きているんだなと思い出します。

ちらっと神社の客間を覗きますと、
中心をとったシンメトリーが気持ちいいです。

真ん中には 懐かしい 能面があります。
小さい頃、ちょっと怖いけど 不思議な表情をよく眺めていました。

ご近所の方々が集まって組み立てておられます。
何ちゅう気持ちよくて 美しいんだろう!

なんて思う間もなさそうに、みなさん大変だとおっしゃってました。
9の字に腰の曲がったおじいさん(しか知らないので)の指導のもと。
ふらっと寄った僕はいい気なもんですが、

しかし あのカタチにどういう意味があるのか、
今度訊ねに行ってみよう。


2009年10月9日金曜日

1700円対980円

ヘレ肉をそれぞれ違う店で

100グラム980円→680円
100グラム1700円→850円
とセールをしていて、それぞれ買ってみました。
ちょっとお遊び。

ちょっと今回は 厚みがなく 見た目のインパクトはありませんが。
ちなみに手前の地味なのが 高い方です。

シンプルににんにくの香りと塩
あとからしと醤油を用意して食べたのですが…

ん〜〜 唸ってしまいました。
もともとグラム1700円というのは ホンマか? と疑いのゲームでしたが、

めっちゃ きめが細かくてトロけてしまうじゃないですか!!
こういう良さがあったのかと…

なんでも経験しないとわかんないですねぇ。

あのセールありがっと。

また行こっと。

友達がくれた 95サンテミリオン 美味しかったなあ、

食道に 香りの竜巻が起こってました、、



さすらいの


真夜中に台風は過ぎてしまいました。

大変な方もいらして、勝手戯言申し訳ないですが、
台風がちょっと好きな理由は、
あのゾクゾクとするような気圧の変化や、暴風もありますが、

遠い地の空気が運んでくるような感じのするところにあると思います。
もちろん 実際の空気は入れ替わってるでしょうからそんなことはないのでしょうが、

期間限定で、日本の四季とは 全く違う空気感がやってきた 感じがありました。

でも 幼い時ほど あの生々しいような 台風の香り を 感じなくなったように思います。
あの香り、というか匂い、、

"台風"への上辺の知識や概念が 感覚をそうさせてるんだろうか。

それとも やっぱり 僕の鼻の穴の匂い だったんだろうか…


2009年10月5日月曜日

乃し


2週間くらい前の食事日記です。

北山に引っ越された 乃し さんです。

静かで そしてどこかポップな人あたりの、
優し〜い味わいでした。

ほうれん草のおひたしに山芋、
いくらの下の豆乳はババロア風の印象
先日の日記ネタにしてしまった
サーモンを仕込んだ熟したマスカットの黄身酢がけ。

調和のとれた美味しさで、楽しい気分になります。


お造りは 鯛の後味の長さに 唸りましたが、

このふっくらと身厚になった 鱧のあぶりの、
むっくりと広がるグラマーな美味しさは たまりませんでした。 旨かったなあ。

土瓶蒸し 鱧と松茸、
すすむ内、味がどんどん染み出してきます。

さんまのおすし

すっきり食べさせてもらえます。

かますの幽庵焼き、これも好きです。
こっくりした味わいも、またキレがよく 美味しいなあ。


鮑の茶碗蒸し。

食べ進むと 鮑、肝のコクと 味わいに変化があり
餡がそれをまとめあげて、暖かいうちに すっくりいただきました。


にしんと茄子の炊いたん
これは めちゃくちゃ美味しかったです。
優しく ふんわりほんのり甘く くどくなく。

おつけもの
ご飯は栗ご飯でしたが、
これだけ 全く調子の異なる料理でした。

ご飯だけに、作った方の土地に育った味わいだったのかなと 勝手におもう。
途中 にゅうめんも追加していただきました。

最後のデザートは
りんごのアールグレイ煮と さつまいものプリン。


このさつまいもプリンの軽い甘さとサラリ感がたまらず
つい 美味しかった 土佐のお酒を再々追加して…
僕はこのコンビネーションがたまりませんでした。
そう シェリー樽で5年熟成させた焼酎 "無一物" も美味しかったです。
初めて知ったので、以来 愛飲しちゃってます。

軽さがあって いくらでも食べたくなる 美味しさでした。
これが、波長が堅かったり美味しくないと、すぐお腹いっぱいになったりして、入らないんですよ。

いやはやごちそうさまでした。



ryuen


三条室町をちょっと西へ行ったryuenに

帰り道ふらっと入ってみました。めずらしく烏丸以西。

行ったのは仕事終わって21時頃だったんだけど、
すごく忙しかったみたいで
厨房の棚には空いたグラス満載、鍋もフライパンも…

僕はちょうどそんな厨房丸見えのカウンターに座りました。

満席の客への料理するシェフと2人のチームが
空気を張らせて 寡黙な熱を発しながら、

まるで レストランの映画を観ているようで すごく楽しかった。
シェフの動きやテンションもたまらなかった。

普段は もっと皿が積み上げられていて
目隠しのようになっているらしいけど、
その皿がないくらい 忙しいあとに行ったみたいでした。
おかげでいいシチュエーション。

ハートランドの生ビールと 牛すじのソテー バルサミコ風味づけを食べてます。

多分ワインで柔らかく煮込まれた あまい和牛のすじ肉
僕には塩加減もほどほどで、
白ワインが欲しくなりグラスお願いすると、

ノンフィルターの すごく自然な美味しいワインでした。

変な写真

パスタは 海の幸山の幸パスタ。

にんにくの効いた凝縮した何かのペストと薄くトマトソースをのばしてあって、

そこからこってりと詰められていて、、
とても僕好みの熱っぽさと滋味深さのあるもので、とても気分よかったです。
まいたけ しめじ エレンギに
えび ホタテ 小さな烏賊 鰆が それぞれ歯ごたえと甘味のリズムがあって、
さっきの白ワインと続けて 美味しい食事が出来ました。

最近 胃が小さくなってきて これでもうお腹いっぱいです。

ふらっと寄ってみて、好みの味と、カタチじゃない料理熱、

ストリートなサーヴィス感で楽しかったです。

もっと食べたいし、はやくまた食べに来れたらいいなあ。


2009年10月4日日曜日

ちょっと一目惚れです

今日 一目惚れしちゃいました。

客席の片づけ中、
ふと玄関から入ってこられた色と形のファンタジーに …!!
瞬間 眼が吸い込まれました。



「なんて かわいいんだ!」

それはそれは キュートでセクシーで、
一目惚れでした。


これは 実は、

小さなお子様にたまにある緊急事態発生…により、

お母さんが 一枚の布を結んで 着せてあげたそうです。

本当は 写真より もっと結びがふんわりと、
ボリュームがあって ダイナミックです。

柄の配置も素敵です。

人も布も、かわいく誇らしくみえます。。

作者のお母さんの愛とセンスはいいなぁ。

"着る" たのしさの原点やなあ。

2009年10月3日土曜日

彼らは実はさんまの梅乃香炊きを絶賛してました。


蕎麦を湯がきながら、

右を見たら 揚げ餅を取材し、

後ろを見れば 特大海老の天麩羅を取材してました。

たまには 特大海老天丼 食べてみたいなあ… なんて。

彼らはシンガポールからです。

「僕はね シンガポールに行っていろいろ食べてみたいねん!」
と言ってやろうかと思いましたが、

その時ふと
あぁ、だるまんの料理は 優しいんだわ! …と改めて思いました。

そうかそうか、 そうなんだよねえ…