2009年2月20日金曜日

仕込みを終えて美味しい一杯

今朝は、アルザスで美味しいエスプレッソと雨を楽しんで、 とても豊かな気分です。
アルザスは 開店時からの行きつけのビストロです。


シェフ独りでやってる小さなお店ですが、
ここ数年 ファンが増え続けいつも満席で,

晩御飯はなかなか食べれなくなりました。
前 住んでた部屋のすぐ近くだったので、
まだ音楽創ってた頃は、作業中 ふらっと独りで皿いっぱいの超山盛りサラダを食べて、気分スッキリしたのを思い出します。

最近シェフが 朝 7時15分頃から店にいるのです。
掃除したり、シャツにアイロンかけたりしながら。

飲み物や、切るだけで出せる簡単な食事、パテなんかだったらしてくれます。
全ては揃わないけど、出来る限りの事をしてくれる。


別にサンドイッチを持ち込んで、飲み物だけオーダーしても良いのです。
そういうスタンスの、なんというか土着的なopenです。



そんなアルザスは、地域にとてもリンクしていて、
朝は近所のおばあちゃんが
「おはようさんです。 ちょっとジュースよばれていきますわ。」 と寄ってったりします。


シェフの気さくな人柄でしょう、夏は開け放ったフロアに向かって、
「おはようさんです。」「おはようございます。」
と人がお喋りするだけ立ち止まってったりするビストロです。

夜になると、安くてボリュームがあって、フランスそのまんまの味を求めて、
学生の自転車がズラっと並び、
その横で 大学教授や 近所に住む外国人グループや、料理好きな母娘、
果たして小さなカウンターでは
仕事帰りのおっさん(実はフレンチ好きで、顔みたら、 あ〜この人前世絶対 ヨーロッパ人や!と決めつけたくなるようなルックスの常連さんがいたりして…) が、ワイン飲んでるみたいな、
超ザワザワ状態だったりする中、
シェフが懸命に料理し、サーヴィスする
そんな風景の店です。

シェフが朝の時間の店を楽しもうと、決めたお陰で、
ま、たまーにスキあらばですが、

朝の仕込みのあと、
一杯150円! の超美味しい立ちのみエスプレッソをお代わりしながら、
そして時間があれば、
シェフと 料理やお酒の話、
サーヴィスの「本音」や スタンス、店の在り方なんかや、
いろんなサーヴィスの視点の話をします。

シェフは こうする!と決めながらも、
これってどうなんかな? といつも問いかけてる様な人なので、
とても話が楽しくできます。

サーヴィスや店の在り方は、だる満とは全然違いますが、
だから 話をしていると自ずと見えてくるものがあって、
とても良い刺激になったり、気持ちいい反省ができたり、 リフレッシュできます。

人からなんとなく滲み出る情熱が感じられる店っていいですね。!

僕も顔晴るぜ。 笑