2009年9月14日月曜日

庭と弁当の味と



今日は お昼前には お茶会での お弁当の配達があり、
朝早くから みんなで仕込んでくれました。

いつも通りのおばんざい弁当。
小芋のたいたんのふくよかさと 万願寺のシャープさがポイント。

場所は修学院 曼殊院の近くの円光寺へ。


こんな場所でみなさんお弁当を食べはりますのね〜。(と荷物運ぶフリして覗いてみふ)

綺麗なお庭です。
奥に流れる水音の響きもたまらんし。

ここの縁側で 今にもハマりそうな自分は 「また今度ね。楽しみだね〜!」とちょっとなだめながら、

スタッフがいなくて、僕が帰るまでオープン待ちの店に急ぎました。

さっきの空間で… と お弁当に盛られた いつものおばんざいは…、とおもってみると

いつもの活気の味わいは、 あの静寂に見える場でも
召し上がっていただける味わいのイメージが浮かび気づきました。

それこそ 普段ついつい忘れやすい、与えられっぱなしのエネルギー、
いたらない自分達を超えて 包み込んである普遍的な創作エネルギー
その与えたもう味わいであったなと ふと思いました。

料理にしろ、すべてに創っていただいているし、共に創らせてもらっている感謝を忘れないことやなあ。

特に、うちみたいな、キレ職人ではない、おかあさんの味の店なんて

傲慢ならざるべし。と子の心と

抜苦与楽。と親の心 かな。

なんて親心知れずにして。   …親子丼食べよっと〜。