(昨日、なぜかアップ出来なくて、一日遅れです。)
また戯言ですが、。お餅の美味しさの一つに、"焦げ感"ってありますでしょ?
うちの人気メニューのひとつ、揚げ餅そば は、 お餅を揚げてから 甘辛いタレに絡めていくんですが、
そのタレってのは わかりやすく言えば、
うなぎ丼 のタレ みたいな感じです。 サラッとしたもの…
これを 小さめのフライパンで お餅にからめながら、 出来れば 少し粘度が出るくらい そして軽く焦げるくらい 煮詰めると 濃厚でパンチもあって よしよしです。
だからといって初めから 煮詰めたタレに絡めるのは あんまり美味しくないですよ。
まるでワクワクしないみたらし団子みたいですから …(^_^;)
まあ 一人三役くらいで回ってる厨房ですから、
火に付きっきりってことはありません、 専門店じゃないので。
揚がった餅をタレと共に火にかけ、 茹で上がった蕎麦をもみ冷やしながら、横の盛りつけ …してると
"餅はそろそろいい感じです" って そっと呼ばれます。心に。笑
そのストライクにレスポンス出来たら、 いい具合に完成です。
ジッと見ているヒマはありません、
どれもタイミングの大切な平行作業中です。
やっぱり ピュアなレスポンス、は現実的な美味しさに繋がります。
厨房での料理を完成させていくエネルギーの流れを
ちょっとSF映画みたいですが、グラフィックな色と光に表せたら
その 人からの、 素材の、 そしてその時のタイミングのバランスで 綺麗な流れの絵として料理創作になるんでしょうね。
これは 駅の立ち食いそばだって、 グランメゾンのフレンチだって、みんな同じやってることですね。
そのデザインを 実はみんな 自分のやりたいようにやってるんですよね、 仕事として。
たまーにやっちゃうんですよ、お餅をフライパンごとまる焦げに…
泣きそうですが、お待ちのお客様には カウンターの窓越しにニッコリですよ、もちろん (この店モデル、システムのままでオープンキッチンなら、ヤバいですよ。ありえないね。(^_^;)
これってなんかお餅へのレスポンスが少しでも高まるように、ゲームしてるみたいですね。。
だから こんな面倒もあってのシステムで料理してるんだろうな、、 なんて。
今日も沢山のお客様がお見え下さって、ありがとうございます。
厨房だけでも…なのに、 フロアに下げ膳に出たついでに こんな写真撮ってるなんて、、
でも 旬とは わかんないもんですよ
勝手な旬ですがm(_ _)m