京都では 北へ進む事を 上ル 南へ進む事を下ル といいますが、
その通りに 結構 北に向かって勾配があります。
南下する出勤は 鴨川を下ル、疾走します。
京都人の憩いの場 鴨川。 散歩したり、ひとりで楽器の練習したり (たまに 神楽の笙 の音なんかが聴こえます。ドップラーの6秒BGM)の中を飛ばします。
格子状の京都の街は 自転車があると、結構どこでも行けますし、町の隅々の雰囲気を楽しめます。
ちょっと遠回りして帰るといいですね、新しい店の様子を伺いながら楽しめます。
寺町に手作り感満載な小さな雑貨屋さんが出来て、ちょい寄り
観たことないチェブは、いませんでしたが…
で、そういえば嵐まるさんのブログで見たなあと思いながら河原町丸太町では、
高校生の時から通っている洋食屋さん、キッチン ゴンの支店が…。
昔は 民芸調のカウンターの小さな店に 個性的な叔父さん3人 (いつも言葉少なくダンディーな含み笑いのマスターと、ピエロの様にひょうきんでシャイなおじさんと、 眼鏡の物知りそうなおじさん、 この3人が まるでフランス映画の監督、クロード ルルシュの映画のキャスティングの様に雰囲気があって
僕は勝手に愛を込めて、ムショあがり3人衆の洋食や なんて呼んでました。笑)
そんな店で 当時 そこの安価なハヤシライスをして フランス料理評論家の 山本益博さんが
「一週間 舌の上に残る味わいのデミグラスソース…」 なんて言っていて、 よくあんな小さな店を調べて よく評したなぁと感動していた高校時代を思い出します。
確か山本さんは「フランス料理を評するあなたなら、このクルマに乗らないと…とシトロエンCXを買わされた、なんてのも聞いたことありますね…
そんな事を思いながら、 運動目当てな自転車通勤は、
実は外食晩御飯めぐりにもなりそうです…
ビールでも何でも飲めちゃうしなあ!
で 焼き飯の上に 薄いヘレステーキを載せ、ドミグラスをかけた テキピネライス をいただきました。 今や若いスタッフと小綺麗なカフェの様な店内で。
ガンコ職人肌で 次代に続かない店が多い中、
こんなしなやかな店もいいなあって、美味しいランチプレートを前に嬉しそうなファミリーの笑顔をみていると思いますね。