北山に引っ越された 乃し さんです。
静かで そしてどこかポップな人あたりの、
優し〜い味わいでした。
ほうれん草のおひたしに山芋、
いくらの下の豆乳はババロア風の印象
先日の日記ネタにしてしまった
サーモンを仕込んだ熟したマスカットの黄身酢がけ。
調和のとれた美味しさで、楽しい気分になります。
お造りは 鯛の後味の長さに 唸りましたが、
このふっくらと身厚になった 鱧のあぶりの、
むっくりと広がるグラマーな美味しさは たまりませんでした。 旨かったなあ。
土瓶蒸し 鱧と松茸、
すすむ内、味がどんどん染み出してきます。
すっきり食べさせてもらえます。
かますの幽庵焼き、これも好きです。
こっくりした味わいも、またキレがよく 美味しいなあ。
鮑の茶碗蒸し。
食べ進むと 鮑、肝のコクと 味わいに変化があり
餡がそれをまとめあげて、暖かいうちに すっくりいただきました。
にしんと茄子の炊いたん
これは めちゃくちゃ美味しかったです。
優しく ふんわりほんのり甘く くどくなく。
おつけもの
ご飯は栗ご飯でしたが、
これだけ 全く調子の異なる料理でした。
ご飯だけに、作った方の土地に育った味わいだったのかなと 勝手におもう。
途中 にゅうめんも追加していただきました。
最後のデザートは
りんごのアールグレイ煮と さつまいものプリン。
このさつまいもプリンの軽い甘さとサラリ感がたまらず
つい 美味しかった 土佐のお酒を再々追加して…
僕はこのコンビネーションがたまりませんでした。
そう シェリー樽で5年熟成させた焼酎 "無一物" も美味しかったです。
初めて知ったので、以来 愛飲しちゃってます。
軽さがあって いくらでも食べたくなる 美味しさでした。
これが、波長が堅かったり美味しくないと、すぐお腹いっぱいになったりして、入らないんですよ。
いやはやごちそうさまでした。