2009年7月5日日曜日

グリル にんじん


母親と妹が二人でイタリアンに行くというので、
クルマで送って行きました。
ちょっとだけでも一緒に食べようと誘うので、

僕から店に入ると 予約してなくて、満席で入れませんでした。

どっか連れてって って言うので、

久々に来ました。グリルにんじん。

白川通り北大路を上がって2筋目を東に入ります。

最初に教えてくれたのは、
高校ん時で、同級生の、、確か 大輔です。
当時フィギュアスケーターでオリンピック候補だった彼は、
大原三千院の門前料理旅館 芹生 を継いでいます。
大原好きの僕はいつもガレージを使わせてもらってます 笑 ありがとう。

そういえば高校は男子校で、当時友達とシンセ集めて音楽創ったり 好きなようにしてました。

当時 ワイアー というイギリスの知的パンクバンドのライブに行くと、
世界史の先生も来てたり、

なんだか 先生も生徒も 趣味の世界で熱く語り合ってるような、

男の子な自由な世界だったように思います。

、それました、さておき… 


グルメ話で 当時 あそこは行かなヤバいで!うまいで!とか

洋食屋で話題に上がってたのが、
この にんじん。
あと 下立売通りの キッチンゴン! 笑

今はなき名店  金平(箸で食べる陶器皿に盛られた真っ黒なタンシチューうまかったなあ!) などです。 なつかしいなあ。

これらの共通点は、
個性的な苦みのあるドミグラスソースでご飯に合う洋食屋 でした。

のでこの店も20年来 通っています。

頼むものは やはり いつもの感じになってしまいますが、(といっても、年に1回行かなかったりもしますけどね)
今日はまず、あわびのサラダと、時鮭を食べ、

いつもの僕の定番 ビーフストロガノフ。

今日はまろやか気味なストロガノフでしたが、

やはり シェフのおっちゃんのヘンコさそのまんまな
ちょっとエッジのある 苦みと酸味は、
このザクザク玉ねぎと、
柔らかな赤身のお肉とのハーモニーがね、

ご飯にのせちゃう訳ですよ ついつい (^-^)

んで チキントマト煮 多分10年ぶりくらいに食べましたが、

トマトクリームな感じは
以前のハッキリ赤く酸味が効いてフレッシュな感じに ドミグラスがブレンドされた感じでしたが、
これもご飯に合います。

まあ 全部そうなんですよね だって ここの定番  "豚汁" がまたよくて、

そう あったかくて、野菜の入った汁物がね  途中欲しくなる

そんな ごはんスタイルがここにあるんですね。

ヒラメとホタテのグラタンは、オーソドクスに バターと生クリームと塩分を効かせてあります。ん〜〜 濃厚って感じのそれですね。

母親と妹は、濃さに一口ふた口でごちそう様になってましたが、
...僕は好きだなあ。
とか言いつつ、きれいにさらえちゃうわけです。

多分 小さい頃、稀に食べた 濃厚美食な好奇心が、
根強く肉体感情として残ってるんだろうなぁ。


昭和なガンコ(ヘンコ)濃厚洋食の流れを汲む料理。

大衆的なのから ちょっと高級なのまで それぞれ全部好きです。

にんじんは おっちゃんも相変わらず超ヘンコそうですが(スイマセン…)
その手をかけた 当時ちょっとハイカラな食事を、
家庭的、 庶民的な安心感で 食べさせるその優しさが 自由でおっとりした 左京区に根づいていていいですね。