2009年11月5日木曜日

やさしいレッドホットです

京都も今週 急に寒くなりました。

部屋に帰ると鼻の頭が冷たくて、
エアコンの暖房を入れようとしたら、
リモコンの電池が お亡くなりになってるらしく
何度押しても反応しません。

裏蓋を空けると 単四電池。
引き出しを探したら、
あった! 単四電池は

なんだか 白い粉が吹いてるみたいになってて、
だーみーだあ〜、こりゃ…(+_+)

一昨年ガスファンヒーターを買ったことを思い出すまで2晩
鼻の頭の冷たい夜を過ごしました。

この話ではなかった…


寒くなると 辛いものがあったまります。

以前より、自分が食べる時にはいつも使う大好きな一味があり、
今回 客席のテーブルにもデビューさせることにしました。

お店の薬味セットはこうなりました。

まず祇園 原了郭さんの黒七味。
この以前のアルミ缶デザインが好きで 原さんに取っといてもらったのですが、
最後のも もうだいぶヤレてきましたね。

同じく、粉山椒も各テーブルへ置くことに。
繊細なピリピリ感で香りが上に抜けていきます。
今までは丼のお客様に添えてお持ちしてましたが、
これがお蕎麦にもよくあうんですね。

で、黒七味は独自の風味で、
どちらかと言えば、 鋭角的な辛さがあります。

(これはホントはかつを出汁より、瀬戸内文化の いりこだしに より合うとおもいます。)

そこで今回デビューさせることにしたのは、

ある韓国の唐辛子一味。

サラサラの粉ではなく粗めの刻みのような感じのものです。
最初に甘味を感じさせ
辛みも丸くコクのある辛みです。

やさしいレッドホットです。

うちのおだし 、もちろんそのまんまで美味しいのですが、
この一味とも、とても調和のとれた美味しさを披露してくれます。

最初はそのままで。
その後 お客様の好みの調味でカスタマイズできる提案が揃い、
嬉しいのです。

ところで この入れ物もかわいくないですか?

5バージョン用意したのですが、 これはそのうちのひとつ。

この小ささを愛でる感じが 京都ですね。

さじの扱いも 少しだけ気を使います。

江戸っ子だったら
「かー、なんでぇ、 この耳かきみてぇな 小せえので何遍もやらされてたんじゃあ
蕎麦ものびちまうぜ…」
てな 感じでしょうか。

実は 僕も 辛いの好きで沢山入れるので、
たまに、さじを無視して 入れ物から バッ とやっちゃいます。

いずれにせよ、 この一味 美味しいんですよ。