2014年10月6日月曜日

茶の湯に聴く

昔の人が 音に名前を付けて愉しみました。


「魚眼」「蚯音」「岸波」「遠浪」「松風」「雷声」「無音」、、、


これは水を張った茶釜が火にかけられ、やがて湯が沸く、たったその流れの

中にある音風景を段階別に喩えてこのように呼んでいたそうです。

週末は パリと姉妹都市の京都でも、白夜祭として、あちこちの展覧がある中、

千家十職の御釜師 大西家の茶会に行って来ました。

尊敬する友人が制作した場の表現という事もあり、茶の事を何も知らずに足を運びましたが、、


茶室の闇に 和蝋燭のみの燈影と、炭の燃える色 そして釜の音、、

薄茶の余韻と共に 徐々に変化する音と 水をさされて音の無い瞬間、、

「この音も 主のもてなしだったんですね、」と聞きながら、 すっごい

愉しいひとときでした。 

来場者全員に シャンパーニュか京の酒が振る舞われて、 歓談バーでの会話も弾んでいて

静かだけど、もてなさて豊かな自分の人々を見て楽しかったです。


市内のいろんなところで展覧やパフォーマンスがあったのですが、

他の場所は1件だけ電球の中に植えている作品をちらっと見て、帰ったのでした。




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