2012年4月9日月曜日

無量メロディ





昨日、一昨日は、お世話になってる広島の長松寺さんの花祭りで

ピアノの伴奏を頼まれ、といってもまともに弾けないヘタッピながら。

子供から 施設のお年寄りまで自然に集まられた暖かい場。

お昼休みにまだ少し、帰られる予定の施設のご老人がいらしたので、

ピアノで午後の予定の童謡を BGMにでもと軽くひくと、

口ずさんでいる方もいました。

日本は 童謡の多い文化なんですね。

子供に向けられたそのメロディには、 気高い情緒がありました。


ありのままで多感な幼児期に、生きてゆく中にある楽しみや美しさや憂い、

旋律が種となりながら そこで共にあり育まれている自然や空気、

文化への美意識は、自らの根源、仏への扉のひとつとなってるのかな、

口元を動かされるお年寄りを眺めながらそんな事を思いました。  


ウタを愛で、歓ぶ感性の器は恒久の先祖から授かり、

また時を超えて共にあるものですし、

その器をとおり過ぎる風は、私達の根源なのかもしれませんね。   




帰りは ちょっと天気がいいのとタイミングで、ディーゼルのローカル線で、

その音とおひーさんと奥広島の車窓の寄り道を。











途中下車。