昨日、一昨日は、お世話になってる広島の長松寺さんの花祭りで
ピアノの伴奏を頼まれ、といってもまともに弾けないヘタッピながら。
子供から 施設のお年寄りまで自然に集まられた暖かい場。
お昼休みにまだ少し、帰られる予定の施設のご老人がいらしたので、
ピアノで午後の予定の童謡を BGMにでもと軽くひくと、
口ずさんでいる方もいました。
日本は 童謡の多い文化なんですね。
子供に向けられたそのメロディには、 気高い情緒がありました。
ありのままで多感な幼児期に、生きてゆく中にある楽しみや美しさや憂い、
旋律が種となりながら そこで共にあり育まれている自然や空気、
文化への美意識は、自らの根源、仏への扉のひとつとなってるのかな、
口元を動かされるお年寄りを眺めながらそんな事を思いました。
ウタを愛で、歓ぶ感性の器は恒久の先祖から授かり、
また時を超えて共にあるものですし、
その器をとおり過ぎる風は、私達の根源なのかもしれませんね。
帰りは ちょっと天気がいいのとタイミングで、ディーゼルのローカル線で、
その音とおひーさんと奥広島の車窓の寄り道を。