2012年2月1日水曜日

おかみさんのお好み焼き









〜捨てない粋?〜


近頃 お昼すぎになるとおばんざいテーブルに出てくるのがお好み焼き!

最初見た時は僕も  え・・ お好み焼き?・・!
 
って思いましたよ。 

そんな顔を見て おかみさんが、

「天ぷらのお粉の残り 捨てるのもったいないし、つくってんにゃんか」 と。

 
ん〜なる程、それってリアルに生活おばんざいではあります。。

”大根の皮のきんぴら”等、捨てない粋 といえるような、

モノのいのちを大切にしながら生活を支える母性的な愛情から、

おばんざいの味わいは生まれる、ともいえます。


・・・と いいますか、 おかみさんは まあ お好み焼きが大好きなんですよ。

小さい頃からいつも食べ親しんでいたに違いありません。

ちなみに、彼女はコテで食べるのが大好きですね。

閉店後よく 残ったお好み焼きを 鉄板で再びアツアツにして、 

コテで「ふうふう、・・シーシー・・」 しながら食べています。

で、最近はほぼ毎日お好み焼きです。


「・・・お好み焼き作る分見越して 天ぷらのお粉つくってるやろ・・・」 

って感じです。

具はシンプルに、キャベツ(芯の部分も細かく切って入れてます)、

さくらえび、ねぎ、天かす、あったらのびてしまったそば、、、

それだけです。

あとはソースと青のり、かつをぶし。 シンプル。


ただこれを厚さ1センチある年季の入った鉄板で焼きます。

(40年以上 うちにあって、昔はよく先代の親父がそれで美味いヘレステーキを焼いてくれましたねえ、、)

その鉄板が、お昼のピーク時のコンロが取り合いになる頃にも、

スキあらば大コンロの上にデ〜ンと鎮座してます。


最近ではお好み焼きが売れるのが、おかみさんはもう嬉しくてたまらない様です。

とにかく焼くのも好きで、 焼き始めたら止まらない。。

って感じなんですが、それでおかみさんは癒されている、様にも私の眼には見えます、、、。


な〜〜んも凝った事はしないのがまたおかみさんらしい

超素朴なお好み焼きですけどね。






ちなみにソースも 広島のおたふくソースに辛いドロソースを混ぜてるだけです。

たまにおかみさんの実家のあった京都東寺にある、ツバメソースも使います。

スタッフが食べ比べてみると、

おたふくさんの華やかさに、ツバメさんは京風しんみり美味って

印象みたいです。

おかみさんは おたふくさんの甘さが好きらしい。

そういえば母方の祖母は広島生まれでしたわ。。