いわゆるジャンボきゅうり。
夏、ちょっとでも、たった1日でも置くと、
へちまみたいに(ちょっとおおげさ、倍くらい、、)
大きくなってしまうって、
たまにそういうのももらってきます。
それを冬瓜のように、旨いだしに生姜を効かせて
炊きますねん、
と、生産者の福田さんに教えてもらって。
これが、意外なほど美味しかった。
冬瓜の、あの和紙の肌触りのような、
涼しい香りではなく、
かといって、あおくさくもなくて、
おだしを包み込むように含んだ柔らかい繊維は、
主張なく、ただ優しいものです。
こういうのって、
「ちょっと食べてみて」って感じです。
バイキングの中の宝物です。
なにげなく地味だけど、
おばちゃん料理の本領って感じがします。
売るものじゃなくて、
プレゼントしたくなるもの、なんですよね。
休みのシフトの日に、みんなのまかないにと、
厨房のおばちゃん、福原さんは、
ししとうとじゃこを炊いて、お寿司作って持って来て
サッと帰って行きます。
いつものお店に出すときとちょっとトーンが違う一品料理だけど、
これまた美味い。
このきゅうりのたいたんも
不意に頼んで生まれたものだけど、
こういうのって、なんともいえず、、