バイキング全体を食べると
何か個性が薄くなってきて物足りない。
すぐ飽きられるな、
と、先代がしっとりと不満を漏らす役割。
ごもっとも。
個性の集合の調和バランスに向けて、
また一皿毎に際立たせていく。
集約、安定、また拡散を繰り返ししながら
いろんな事の包括バランスを変化しながら
在る。
こんな運動法則の繰り返しはありますね。
おばんざい、母の味は、
変わらぬ愛の優しさの中にあって、
毎瞬、その喜びの側面を味わっていく。
たまにわがままな息子や旦那からの注文が入る。
息子的存在、
若き新人男性スタッフの、
ニコや純平君の味覚や、
料理に向き合う姿勢に
マンネリ万歳なおばちゃん達も刺激を受ける。
薄味のそのままなあつあつの大根の旨さに、
鶏の旨味を余さない塩のあたりの効いた、
葱としょうがの鶏団子。
そしてスープ。
一鉢の中でのメリハリも、
再び効いてきたかな。
毎朝欠かさず食べますが、
これは気に入っています。