2012年8月2日木曜日
夏の干
夏はやっぱ風と空に恋をします。 笑
好天続きに台風の影響なのか、風の心地よい京都です。
いつもの盆地サウナ的な息苦しさをちょっと感じないですね。
こうしてたまに変化があると、常ある京都の精神性や美的文化的価値観
なんかを客観的に歓べるところもあります。
いながらにして改めて京旅行。
無意識に育まれた模様は客観的な視点を持った時に始めて
全体完結の持つおもしろさに浮かび上がりますね。
父方おじいちゃんは御茶人さんだったらしいですが、僕には全く分からないのですが、
茶室の狭さや隙間の奥行きに、
外的にも内的にも無限宇宙への垂直方向への嗜みと
そこからみた 今在るこの目の前の制限を楽しみ、慈しむ
自身の融合の味わいがあったのかなと
焼き万願寺の後味に 映ってきます。
焼き万願寺、茄子の炊いたん美味いですよ。
今週はじめに日本海にも行きました。海汐にも飛び込んだし気持ちよかったです。
そこの野菜の味も以前から口に残っていて、仕入れてきたのですが、
「あまーいですよ」 と云われるその甘さは、でも後からじんわりやってきます。
南国のビンタのようなかじった瞬間の色気も甘さのアタックもありません。
まるでそこの丹後のおばちゃんそのままの味でラブリーです。
そのピーマンや万願寺を 揚げ出しにして出そうかな、なんて思っています。
ゆるやかに味わってみて欲しいです。
帰りの夕景はまた溶けるような気持ちよさでした。前、横、前、横横、で首振り運転しながら。