2012年1月26日木曜日

味噌でバーニャカウダ



にんにくを沢山もらったので、シェフと相談してバーニャカウダを仕込みました。

アンチョビ、にんにく、オリーブオイルのソースですね。野菜をつけて、もりもり食べれる、僕も大好物です。

今来られてるお客さん達や、今頂ける 合わせる野菜素材を思い浮かべても、ワクワクします。

にんにく、5キロ!です。

レシピ紹介もあって、基準とる為に計量しながらやります。

と、そんなことを思いながら何となく実験したくなって、アンチョビの代わりに味噌を使って作ってみました。

これがなんか 理科の実験みたいでおもしろかったのです。

アンチョビというと、あの塩辛さと旨味が凝縮したイタリア産のイワシの塩づけですが、

代わりに味噌を使ってみたらどんな感じか、田舎のスーパーの品ぞろえでもいけるんじゃないか、

って発想がありました。

さて、にんにくを牛乳と水同量で煮ていきます。

にんにくの強い香りをとるためでもあり、これを三回!繰り返します。


これで、ホクホクにんにくたっぷりでも まろやかな風味に仕上がります。

これをジューサーにアンチョビとオリーブオイルを合わせていき、

仕上げに生クリーム、のつくり方なんですが、

アンチョビの代わりに、いつも店で愛用している、チョーコーの麦米合わせ味噌を入れてみました。

 

トテ



すると、味噌の甘みが引き出されて、 おお、あま〜〜い!! 予想外。

これはこれで美味しいですが、 大人の苦味とコク、笑 が足りません。

ナンプラー?とかいろいろ思いましたが、

手に入りやすい 日本のアンチョビ代わりと云えば、 「塩辛」!

ってことでイカの塩辛も計量しながらいれますと、



ポチョ




ん〜〜、なんとも言えないコクがでました。 白ワインが欲しくなってきます。

ここで野菜を美味しくさせ、もう一口、、と、 口に運ばせるパンチということで、

赤みそを用意。

手の甲で サッと合わせた味は、、 決まった! って感じ。  

ミキサーに投入して、味見すると、、

「あ、ボケた!、、ボケてもうた、、」   

よくあることです。サッと合わせたあおの量は、赤みそが半分くらいの味なのです。

そのくらい強くするとOKですが、このソースにはなりません。

「いや、ここでオリーブオイルを足してみましょう、」とシェフ、


あたりをつけ、計量しながら足してみて、味見。





「あー、まとまった!それぞれの味がちゃんとハーモニーしてますがな!」

これが不思議なんですが、それぞれの隠された役割というものはあるもんです。

で、最後に卵の黄身をいれますと、たった1個の卵の黄身で、驚くほどリッチな味わいに。まるで生クリームを結構足したような味になりました。




これで完成といたしましょう。 パチパチパチ。


(また改めてレシピアップします。)


とまあ、まるで理科の実験のような楽しい仕込みでした。


これが繊細な素材にタイミングや火加減などが加わると、こうはいきませんからね。

 てなわけで、ちょっと遊ばさせてもらいました。

ありがとうございました。


昨日いただいてきた、福田さんの香り豊かな人参にもばっちりです。




食べに来てね。 優しいマヨネーズのようなバーニャカウダです。

ソースは暖めてないけど。