2010年9月28日火曜日

ずいき


京田辺で野菜を作ってる友人の所へ。

彼のつくる えび芋(年末には美味しいのが出来るでしょう)の、

茎のところの ずいき をもらいに。

シャキシャキとした歯ごたえのずいきは、

さっぱりしょうがでいただいたり、
胡麻酢に和えたりして、
おばんざいの定番でもあります。


彼の軽トラの荷台に乗って、
どえらい振動と共に
田舎の空の拡がりを愉しみます。
実は彼の本業というか、メインは、
お茶つくり です。

今年の暑さで、お茶の苗も発育が全くいつもと違うらしい。

日本の風土の変化で、
そこから恵まれる食物も変化を迎えるでしょう。

伝統と革新、生態系を含む美味への視点も含め、
そのダイナミズムの愉しいサーフィンができればいいですね。

ずいきは 変わらずうまくできたみたいですよ。


そんな訳で、美味しいずいき、
食べに来てくださいね。

これは酢を通してないのですが、

胡麻酢なんかにすると、

ずいきは綺麗なピンクになるのがまた
いいですね。



2010年9月25日土曜日

今週末の変わりオススメ品

さばが なかなかトロっテロです。

ちなみに明日はさんまの梅香炊きです。
今年のさんまは昨年ほど太っていないみたいですが、
それでも美味しい秋の味わい。

にんはじんのきんぴら、
にんじんの甘みが引き出されて、
コクがあって、食感が楽しいです。

さて、急に涼しくなって、
イカとじゃがいもをほっくりたいたんとかも、
オススメです。

是非食べに来てくださいね。

2010年9月20日月曜日

存在のサービス

至らないだらけのだる満の、
戯言ではありますが、

サービス業の楽しさのひとつに、
人のお休みをもてなすこともありますね。

連休ってことで、お客様の多くも、
いつもと違ったゆったりモードであったりすると、

同時にその気分を味わえます。

だいたい、勤めたり祝祭日に休むという経験や感覚がないので、

あぁなるほどなぁって、

お客様と楽しんでます。

相対的に緊張感と共に場やサービスを保つ面と同時に、

ふと境のない気分を許される時がまた、
多くの情報をもたらしてくれます。

キーワードはいつでもすぐ"アホ"スイッチ。


古いですが、世界なナベアツみたい、じゃないですが、

瞬間的に識別のしないされないサービス
ってのもいいなぁ、 なんてね、思います。

日暮れが早くなって、
暗い時間のサービスも
気分が解れていて久々で楽しかったな。

2010年9月18日土曜日

にんにく選ぶのは早いけど

にんにくは、よく食べてます。

最近は、薄くスライスして塩をした、
生のお肉と生のにんにくを少しつまむのが、
台所での密かな愉しみです。

ちなみにお肉はローストする予定のものです。

赤身の旨味のもも肉と
繊維やわらかそうな肩ロースの2種類。
味比べします。

スーパーのコーナーでは、
かなり、集中してパックを眺めてしまうんですよねー。
じぃーっと。


ほとんど、見ながら味をイメージしながら買い物してますからね、
カッコ悪いけど。かなりしつこくやってます。

こないだも、不意に「何やってるの?」
と妹に声をかけられびっくりしました。

でも京都はひとり暮らしの学生さんも多いので、
よくメガネをあげながら、
大学生のお兄さんが、
安いお肉のパックを前に
相当に検討してますよ。ジィーっと。

週のお小遣と、晩御飯の贅沢さのローテーションのバランスとか、
いろいろあるんでしょうねぇ。


ちなみに、多分まかないなんでしょう、
近くの美味しいフレンチのシェフもよく見かけるんですが、
その値段でそんなに悩むか!ってなくらい、
ジィーっと考えたはります。

どこで見掛けられてるかは、
わかりませんですねぇ。

2010年9月13日月曜日

小さなてづくり椅子

お座敷の隅に置いたこの小さな椅子。

ちょっと前に、お気楽割烹 嵐まる さんで食事した時にあったものを、
ならいました。

タッチがよかったのでございます。

足が痛くて、お座敷に座りにくい方は、
どうぞ使ってくださいね。

1階のお座敷席にもひとつ置きました。

背もたれつきの、お子様仕様ですが、
大人の方でも、簡易座椅子として使えます。

食事終わって、さあ帰るよー

って声かけられても、、


心地好く馴染まれたようですね。
あったかさがあるもんね。
よかった。

ちなみにこちらで求めました。

http://mokukoubouhiroi.is-mine.net/


15年も履いてる、、


夏がようやく終わりそうになって、
もう秋になるのに〜、

な時に気持ちいいサンダル。

これだから僕はオシャレ不向き。笑

今年はでもまだまだ暑いけど、
足元の肌に、涼しい風を感じる日の幸せ。

楽なのでついちょいと手にしてしまう、
このくたびれたレザーサンダル。

今、絶対になさそうなこのデザイン。

もう、15年!も履いてる、
イル ビゾンテは、



ますます柔らかく僕の足にフィット。
(近年買ったやつは、革が2、3年でアウト)


先日、自転車でちょっと雨が降ったので、
シミよりも、と一緒にシャワーに入ったら、

なぜか より柔らかく、色も深く。

いい季節を共にする、生活の友達。



おくちのクーラー ??

相変わらず真夏日の京都の週末でしたが、

食欲だけは秋笑顔なお客さんで、
バイキングも売り切れでした。

さわらの味噌漬けや、
小芋といかのたいたんとか、

おなすのたいたん、
れんこんのきんぴら、


しっかり味も人気な中、

これも人気な 冬瓜の生姜あんかけ。

薄味料理なんだけど、
冬瓜の、このふんわりした独特な香りが染み込んでくる、

箸をすすめると、
まるで、おくちのなかの、
クーラーのようなさわやかさ。

これは、なかなか旬の美味しさやなぁ。

9月は、バイキングは、
金、土、日曜日やってます。

火曜日から木曜日は、盛り合わせ膳などをどうぞ。


2010年9月11日土曜日

ひと余手間の温度


久しぶりに整体に行った道すがら、
せっかく大阪来たから、
地の定番の一角を学ぼうと。

難波のちとせさんで肉すいをスルルと食べ、
その足で優しそうな洋食の、
しき浪さんへ。

ビツカツと特大海老フライの盛り合わせを注文し、

さて、いただきますと、
手にしたナイフフォーク、

懐かしい、紙ナフキンでキチッと巻いてある。

それも、カッチカチ!

最初のひとまきを解くのに、

えっ、、あれ、、固ったぁーっ、
と、このマキマキを意識させられる。

おそらく 清潔感を提供する、
この昭和スタイルなサービス、

もう目にすることもあまりない。

思い出すのは、小学生低学年の頃、
当時、トンカツとエビフライなどのランチもしていた、
うちの店も、たくさんいた大学生のアルバイトのみんなが、
力をいれて、キュッキュとナイフとフォークを巻いていたなぁ。

低学年の僕を相手に、マニアックなオーディオや、音楽の話を、

あれがさ、たまらんねぇんでぇーっと話ながら、
キュッキュ!と力を入れてた、
とそんなシーンと、
ニンニクを仕込んだドビーソースや、
ハンドミキサーで手作りしていたタルタルソースの味を、
思い出していた。

おそらく100セットは少なくとも巻いてるだろうな。
あの時もこの店も。

大した意味のないかもしれない、
このひと手間に、 なつかしいようなゆとりの意気込み
みたいなのが篭っていて、おもしろかった。

御客のリラックスを生む、一力。

2010年9月5日日曜日

いろはに


夏のはじめに友達が、
"暑ければ暑いほど、いい夏です。"

なんて確か、日記で綴っていたのが印象的だったのですが、、

今年の夏は、忙しげな私達の日々に
夏の旅をプレゼンテーションしてくれてるかのように、
包んでいます。

季節の感触が蘇り、
これからの生活も 加速度的にコクがでてくるのかも。

あっという間の、永い夏 みたいなね。


ほへー。


2010年9月2日木曜日

おもいでの味


明日の仕込み中。

明日からのペンネのサラダは、
トマトソースにします。

樹成りで完熟のトマトを沢山わけてもらったのです。

ソース担当はニコ。

セロリは筋をひいてから刻んでます。彼は丁寧。

手前のピエロトマトはおつまみ用。

さてオレガノの爽やかな香りが厨房いっぱいに。

トマト何十個分やろ。。
キントキフーズさん、ありがとう。


酸味を効かせて、冷たく爽やかな一品にしましょう。

ホントはあつあつパスタも美味しいですが、
さすがにそれはまかないで。

優しい家庭的な味なんですよ。彼のは。
ドイツの家庭仕込み料理。

今日、お客さんの特注の、
鯛と野菜の和風ソテー丼も、
彼が美味しいの創ってました。

薄味で満足感のある味は、

お客さんも、また必ず京都に帰ってくるよって、
大喜びだったですね。